こんにちは!私はブライダルコーディネーターの土居です。特に、胡蝶蘭を使ったウェディングデコレーションを得意としています。今日は、結婚式で胡蝶蘭を使う前に知っておきたい基本的なことをお話ししたいと思います。
目次
胡蝶蘭の花言葉と意味
まずは、胡蝶蘭の花言葉と意味について詳しく見ていきましょう。胡蝶蘭は、結婚式に欠かせない花の一つですが、その理由をご存知ですか?
幸福が飛んでくる
胡蝶蘭の代表的な花言葉は「幸福が飛んでくる」です。その美しい姿が、まるで舞い降りる蝶のように見えることから、この花言葉がつけられたと言われています。
新郎新婦の幸せな未来を象徴する花言葉は、結婚式にぴったりですよね。胡蝶蘭を飾ることで、会場全体に幸福感を演出できるのです。
実際、私がコーディネートした式でも、メインテーブルに大きな胡蝶蘭を飾ったところ、新郎新婦から「幸せな気持ちでいっぱいになった」と喜びの声をいただきました。胡蝶蘭の持つ前向きなエネルギーは、式の雰囲気を明るく華やかにしてくれるんです。
美しさと富貴
胡蝶蘭は、「美しさ」や「富貴」も表します。その優雅な姿は、まさに美の象徴。また、高価な花として知られることから、富貴のシンボルとしても愛されてきました。
結婚式に胡蝶蘭を取り入れることで、会場に高級感と華やかさを添えることができます。新郎新婦の品格を象徴するような、格調高い演出が可能になるのです。
ある著名人の結婚式では、会場全体を白い胡蝶蘭で埋め尽くしました。純白の花が醸し出す優雅な雰囲気に、ゲストも感嘆の声を上げていました。胡蝶蘭の美しさと富貴さは、特別な日を更に特別なものにしてくれる力があるのです。
純粋な愛情
胡蝶蘭は「純粋な愛情」という花言葉も持っています。その清楚で凛とした姿は、まるで新郎新婦の真摯な愛を表現しているかのよう。
結婚式で胡蝶蘭を使うことは、二人の純愛を伝える一つの方法だと私は考えています。胡蝶蘭に込めた思いは、きっとゲストの心にも響くはずです。
私がコーディネートを担当したカップルは、式場のあちこちに小さな胡蝶蘭を飾りました。「小さな幸せが集まって、大きな幸せになる」というメッセージを込めたのだそう。ゲストも、そのメッセージに感動していました。胡蝶蘭は、愛情を伝える最適な花なのです。
結婚式での胡蝶蘭の使い方
次に、結婚式での胡蝶蘭の具体的な使い方を見ていきましょう。胡蝶蘭は、様々な場面で活躍します。
メインテーブル装花
メインテーブルの装花は、結婚式の中心的な存在。ここに胡蝶蘭を使うことで、会場全体の雰囲気を引き締めることができます。
白や淡いピンクの胡蝶蘭は、純潔でロマンティックな印象を与えます。一方、赤や濃いピンクの胡蝶蘭は、情熱的で華やかな雰囲気を演出します。新郎新婦の好みやテーマに合わせて、色を選ぶのがおすすめです。
また、テーブルクロスの色との相性も大切。白いクロスには色とりどりの胡蝶蘭を、ゴールドのクロスにはシャンパンゴールドの胡蝶蘭を合わせるなど、色の組み合わせを工夫するのも面白いですよ。
ウェルカムボード
ウェルカムボードは、ゲストを迎える玄関に飾る看板です。ここに胡蝶蘭を添えることで、華やかで温かみのある雰囲気を作ることができます。
小ぶりな胡蝶蘭を、ウェルカムボードの周りにアレンジするのがおすすめ。ゲストは、幸せの象徴である胡蝶蘭に迎えられながら会場に入ることになります。新郎新婦の幸福感が、ゲストにも伝わる素敵な演出ですよ。
ウェルカムボードと胡蝶蘭の組み合わせは、写真映えも抜群。ゲストが記念撮影をするのにぴったりのフォトスポットになります。SNS映えも狙えるので、若いゲストにも喜ばれること間違いなしです。
ブーケやブートニア
胡蝶蘭は、ブーケやブートニアにも使えます。純白のドレスに、白い胡蝶蘭のブーケを合わせれば、上品で清楚な印象に。タキシードの胸元に、胡蝶蘭のブートニアを飾れば、格調高い雰囲気を演出できます。
生花の胡蝶蘭は繊細で扱いが難しいので、ブーケやブートニアには造花を使うのがおすすめ。最近は、本物そっくりの高クオリティな造花もあるので、見分けがつかないくらいです。
胡蝶蘭のブーケは、挙式後に押し花にするのも素敵ですよ。幸せの思い出を、形に残すことができます。プレゼントとしてゲストに配るのも喜ばれるアイデアです。
胡蝶蘭の選び方のポイント
では、結婚式で使う胡蝶蘭はどのように選べばいいのでしょうか?ここではそのポイントを詳しく解説します。
花の色と形
胡蝶蘭は、白、ピンク、黄色、赤など、様々な色があります。結婚式では、白や淡いピンクが人気ですが、あえて濃い色を選ぶのもおしゃれです。
また、花の形にも注目。円形で整った形の「ラウンド咲き」、優雅な印象の「スターシェイプ咲き」など、様々なタイプがあります。
新郎新婦の好みや、式のテーマに合わせて選ぶのがおすすめ。私は、カップルとの対話を大切にし、二人らしい胡蝶蘭を一緒に探すようにしています。
色 | イメージ |
---|---|
白 | 純潔、清楚、上品 |
ピンク | ロマンティック、甘美 |
黄色 | 友情、感謝、歓迎 |
赤 | 情熱、愛情、celebrates |
茎の長さと本数
胡蝶蘭の茎の長さと本数も、選ぶ際のポイントです。長い茎は大胆で華やかな印象を、短い茎は可愛らしく親しみやすい雰囲気を与えます。
また、茎の本数が多いほど豪華で迫力のある仕上がりに。予算と相談しながら、バランスの良い本数を選ぶことが大切です。
メインテーブル装花なら、存在感のある長めの茎がおすすめ。ゲストテーブル装花なら、足元を華やかに見せる短めの茎も良いでしょう。茎の長さと本数で、会場の雰囲気を自在に演出できるのです。
花の開き具合
胡蝶蘭は、つぼみの状態から徐々に花開いていきます。結婚式で使う際は、この開き具合にも注意が必要です。
開きすぎた花は、すぐに散ってしまう可能性があります。逆につぼみが多すぎると、当日に間に合わないかもしれません。
理想は、5〜6割程度開いた状態。つぼみと開花のバランスが取れていれば、式の最中も美しい姿を保ってくれるはずです。
開花の度合いは、業者から画像を送ってもらうなどして事前にチェックしておくのがおすすめ。当日のトラブルを避けるためにも、慎重に確認することが大切ですよ。
胡蝶蘭を長持ちさせるコツ
せっかくの胡蝶蘭も、適切なケアをしないとすぐに枯れてしまいます。ここでは、胡蝶蘭を長持ちさせるコツをお教えします。
適切な温度管理
胡蝶蘭は、高温多湿を嫌う植物です。直射日光が当たる場所や、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。
理想的な環境は、昼間25℃前後、夜間15℃前後の室内。温度が低すぎると花が痛み、高すぎると茎が伸びすぎてしまいます。
式場の環境を事前にチェックし、胡蝶蘭に合わせて調整するのがおすすめです。大切な日に備えて、万全の準備をしておきたいですよね。
水やりと植え替え
胡蝶蘭は、水のやりすぎに注意が必要です。土が濡れている間は水やりを控え、表面が乾いてからたっぷりと与えるのが基本。受け皿に水がたまったら、すぐに捨てるようにしましょう。
また、長く楽しむなら、花後に植え替えをするのもおすすめ。新しい土に替えることで、株が元気になり、再び花を咲かせてくれることがあるのです。
植え替えの際は、根を傷めないように注意が必要。慣れないうちは、専門家に相談するのが賢明かもしれません。胡蝶蘭は繊細な植物なので、丁寧な扱いを心がけたいですね。
直射日光の調整
胡蝶蘭は、柔らかな光を好む植物。直射日光は、葉焼けや花の色あせの原因になります。
かといって、光が足りないと十分に花が咲きません。レースのカーテン越しの光など、明るい日陰が理想的な環境です。
式当日は、会場の照明にも気をつけましょう。スポットライトなど、強い光が胡蝶蘭に当たらないよう配慮が必要。柔らかな自然光が入る会場なら、胡蝶蘭も喜んでくれるはずです。
胡蝶蘭を美しく保つには、日々の細やかな気配りが欠かせません。愛情を込めて育てることで、その美しさを存分に引き出すことができるのです。
まとめ
結婚式に胡蝶蘭を取り入れることは、幸福感と華やかさを演出するのに最適です。その美しさと花言葉は、新郎新婦の門出を祝福してくれることでしょう。
胡蝶蘭を選ぶ際は、色や形、茎の長さなどに注目。それぞれの特徴を理解し、二人らしさを表現できるものを選ぶことが大切です。
また、胡蝶蘭を長持ちさせるためのケアも忘れずに。適切な温度管理、水やり、日光調整などに気をつけることで、式当日まで美しい姿を保つことができるはずです。
胡蝶蘭は、愛情と手間隙をかけるだけの価値がある花。その美しさは、新郎新婦の人生に寄り添う、かけがえのない思い出になってくれるでしょう。
結婚式で胡蝶蘭を取り入れたい方は、ぜひプロのアドバイスを参考にしてみてください。私たちブライダルコーディネーターが、二人らしい胡蝶蘭の使い方を提案させていただきます。
胡蝶蘭が彩る、最高の一日を迎えられますように。心を込めてサポートさせていただきますね。