こんにちは!ブライダルコーディネーターの土居です。今日は、小さな会場での結婚式にぴったりの、胡蝶蘭の使い方をご紹介したいと思います。
私は長年、胡蝶蘭を使ったウェディングデコレーションを手がけてきました。中でも、小さな会場での装飾は、胡蝶蘭の魅力を存分に引き出せる場だと感じています。狭いスペースだからこそ、胡蝶蘭の存在感が際立つんです。
実は、小さな結婚式場は増加傾向にあるんですよ。アットホームな雰囲気が人気で、ゲストとの距離感を大切にするカップルが多いんです。そんな小さな会場だからこそ、胡蝶蘭の美しさが引き立つ。今日は、そのコツを惜しみなくシェアしていきますね。
目次
小さな会場ならではの利点
まずは、小さな会場ならではの利点について見ていきましょう。一見デメリットに思えるかもしれませんが、実は小さな会場にはたくさんの魅力があるんです。
アットホームな雰囲気
何と言っても、アットホームな雰囲気が小さな会場最大の利点。ゲストとの距離が近いからこそ、温かみのある空間を作ることができるんです。
大きな会場では難しい、ゲスト一人一人との交流も叶います。笑顔が集まる、心温まるセレモニー。そんな結婚式にぴったりなのが、小さな会場なのです。
私がコーディネートした小さな結婚式では、新郎新婦がゲストにお一人ずつ挨拶をまわる場面がありました。会場が狭いからこそできる演出。ゲストの方も「こんなに近くで新郎新婦を見られるなんて!」と大喜びでしたよ。アットホームな雰囲気は、ゲストの心に確実に届くんです。
ゲストとの距離感
また、ゲストとの距離感の近さは、演出面でもメリットになります。例えば、ゲストテーブルの装花。大きな会場では、豪華な装飾を施さないと存在感が出せません。しかし小さな会場なら、シンプルな装花でもゲストの目に留まるんです。
ゲストの反応を間近で感じられるのも、嬉しいポイント。新郎新婦の想いが詰まった装飾を、ゲストと一緒に楽しめる。そんな一体感は、小さな会場ならではの醍醐味だと思います。
ある小さな結婚式では、新郎新婦がゲスト全員分の席札を手作りしていました。一つ一つ丁寧に作られた席札に、ゲストの方々も感激。「こんなに近くで見られるなんて、幸せだわ」と笑顔を見せていました。小さな会場だから実現できる、心のこもった演出なんですね。
装飾のインパクト
さらに、小さな会場の利点は、装飾のインパクトの強さ。限られたスペースだからこそ、ひと際目を引く装飾が可能なんです。
大きな会場では埋もれてしまう装飾も、小さな会場ならば主役級の存在感を放ちます。少ない装飾でも、ゲストの記憶に残るはず。装飾にかけるコストを抑えつつ、満足度の高い演出ができるのが魅力です。
私が手がけた小さな結婚式では、入り口に大きな胡蝶蘭のオブジェを設置しました。たった1つの装飾ですが、狭い空間に置かれた胡蝶蘭は、まるでアートのような存在感。ゲストの方も「こんなに豪華な胡蝶蘭、見たことない!」と驚いていましたよ。小さな会場だからこそ、装飾の一つ一つが輝くんです。
胡蝶蘭を使った会場装飾のアイデア
ここからは、小さな会場に合う、胡蝶蘭を使った装飾のアイデアをご紹介します。限られたスペースを、胡蝶蘭で素敵に彩る方法をお伝えしますね。
ゲストテーブルの装花
まずは、ゲストテーブルの装花から。小さな会場なら、テーブルの数も少ないはず。だからこそ、一つ一つのテーブルを丁寧に装飾したいですよね。
胡蝶蘭を使ったテーブル装花なら、上品で洗練された雰囲気に。白やピンクの胡蝶蘭を、低めのアレンジメントに仕上げるのがおすすめ。高さを抑えることで、ゲストの視線を遮らず、会話を弾ませることができます。
また、テーブルクロスの色と合わせるのもポイント。白いクロスには白い胡蝶蘭を、ゴールドのクロスにはシャンパンゴールドの胡蝶蘭を合わせるなど、色のコーディネートを楽しんでみてください。統一感のある装飾が、会場をワンランクアップさせてくれるはずです。
ゲストテーブル | 装花の例 |
---|---|
円卓 | 中央に丸いアレンジメント |
長テーブル | 等間隔に置いた小さめのアレンジメント |
スクエア | 四隅に置いた胡蝶蘭の鉢植え |
ウェルカムスペースの演出
次は、ウェルカムスペースの演出です。ゲストを迎える玄関だからこそ、インパクトのある装飾を心がけたいですよね。
小さな会場なら、思い切った装飾にチャレンジするのもおすすめ。例えば、胡蝶蘭のアーチはいかがでしょう。入り口を胡蝶蘭で埋め尽くせば、ゲストを非日常の世界へ誘うことができます。まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような、夢のような体験ができるはず。
また、ウェルカムボードと胡蝶蘭を組み合わせるのも素敵です。ボードの周りを胡蝶蘭で囲めば、より一層華やかな印象に。新郎新婦の想いが詰まったウェルカムボードが、胡蝶蘭に彩られて、ゲストの心に響くはずです。
私がプロデュースした小さな結婚式では、ウェルカムスペースに白い胡蝶蘭の小道を作りました。ゲストは胡蝶蘭の間を抜けて会場へ。まるで秘密の花園に迷い込んだような、特別な体験ができたと好評でしたよ。ウェルカムスペースは、ゲストの期待を高める大切な場所。胡蝶蘭で、ワクワク感を演出してみてください。
写真スポットの設置
最後は、写真スポットの設置です。小さな会場だからこそ、ゲストとの思い出作りにも力を入れたいもの。胡蝶蘭を使った写真スポットなら、誰もが思わずシャッターを押したくなる空間が作れるはず。
壁一面に胡蝶蘭を飾るのはどうでしょう。色とりどりの胡蝶蘭が咲き誇る壁は、まるでアートのよう。ゲストはその前で思い思いのポーズを取って、特別な一枚を撮ることができます。SNS映えも狙える、インスタジェニックなスポットの完成です。
また、胡蝶蘭のオブジェを置くのもおすすめ。大きな胡蝶蘭のオブジェは、存在感抜群。ゲストが思わず近寄ってみたくなる、魅惑的な空間が生まれます。オブジェの周りに小物を置けば、より楽しい写真が撮れるはず。
写真スポットの装飾は、ゲストの楽しみを広げる素敵な演出。小さな会場だからこそ、ゲストとの思い出作りにも力を入れてみてくださいね。胡蝶蘭が彩る写真スポットで、一生の思い出を形にできるはずです。
小さな会場に合う胡蝶蘭の選び方
次に、小さな会場に合う胡蝶蘭の選び方についてお話ししましょう。サイズ感や色味、アレンジメントのスタイルなど、ポイントを押さえることが大切です。
サイズと本数
まずは、サイズと本数の選び方から。小さな会場に合うのは、コンパクトな胡蝶蘭。あまり大きすぎると圧迫感が出てしまうので、バランスを考えることが大切です。
目安としては、テーブル装花なら3本立て、フロア装花なら5本立て程度がおすすめ。場所に合わせて、適度なボリューム感を選びましょう。
本数も、少なめに抑えるのがポイント。1カ所につき1鉢から3鉢程度が理想的。あまり多すぎると、狭苦しい印象になってしまうので注意が必要です。
会場のサイズ | 胡蝶蘭のサイズ感 |
---|---|
10畳ほど | 3本立て中心 |
20畳ほど | 5本立てを1、2鉢 |
30畳ほど | 5本立てを3、4鉢 |
色や品種
色や品種の選び方も、重要なポイントです。小さな会場には、淡い色合いの胡蝶蘭がよく合います。白やピンク、黄色など、優しげな色味を選ぶのがおすすめ。
一方、シックな雰囲気の会場なら、ボルドーや深紅の胡蝶蘭も素敵。大人っぽく洗練された印象を与えられます。レッドカーペットのような豪華な演出も可能です。
品種は、定番のファレノプシスがおすすめ。比較的コンパクトなサイズで、花もちも良いので、小さな会場での使い勝手は抜群です。珍しい品種にこだわるより、あえて王道を選ぶのも手。シンプルな美しさが、会場をクラスアップしてくれるはずです。
アレンジメントのスタイル
最後は、アレンジメントのスタイルです。小さな会場では、シンプルなアレンジメントが映えます。余計な装飾は付けず、胡蝶蘭の美しさを素直に生かすのが◎。
ラウンド型のアレンジメントなら、どこから見ても美しい姿を楽しめます。高さを抑えめにすることで、ゲストの視界を遮らないのもポイント。テーブルの真ん中に飾れば、会話も弾む華やかな雰囲気に。
また、シンプルな鉢植えスタイルもおすすめ。白い鉢に入った胡蝶蘭は、清楚で上品な印象。グリーンを添えれば、ナチュラルであたたかな雰囲気も演出できます。飾る場所に合わせて、アレンジメントを使い分けてみてください。
場所 | おすすめのアレンジメント |
---|---|
ゲストテーブル | ラウンド型 |
ウェルカムスペース | ボリュームたっぷりの寄せ植え |
フォトスポット | 背の高い胡蝶蘭の鉢植え |
胡蝶蘭を引き立てる空間作りのコツ
ここからは、胡蝶蘭をより美しく見せるための空間作りのコツをお伝えします。照明や背景、他の装飾との組み合わせ方など、細部にまでこだわることが大切ですよ。
照明の工夫
まず押さえておきたいのが、照明の工夫。胡蝶蘭は、適切な光の当て方で、より一層美しく輝きます。
スポットライトを使うのがおすすめ。胡蝶蘭に光を集中させることで、まるで主役のようにクローズアップできるんです。白い花びらは光を反射して、より一層の透明感を放ちます。
また、キャンドルと組み合わせるのも素敵。ゆらめく炎の光が、胡蝶蘭を優しく照らします。幻想的でロマンティックな雰囲気を演出できるはず。
照明のカラーにもこだわってみてください。ピンクや薄紫の光なら、胡蝶蘭の可憐さを引き立てます。シャンパンゴールドの光なら、ラグジュアリーな印象に。光の色が変わるだけで、胡蝶蘭の表情も変わるんです。
背景の選択
次に、背景の選択についてお話ししましょう。胡蝶蘭をより美しく見せるには、背景との相性が大切。会場の雰囲気に合わせて、最適な背景を選ぶことが重要です。
白い壁が印象的な会場なら、そのシンプルな背景を生かすのがおすすめ。白い胡蝶蘭を飾れば、より一層の清潔感を演出できます。白×白の組み合わせは、ピュアで洗練された雰囲気に。
一方、ウッド調の壁なら、ナチュラルな背景を楽しむのも素敵。グリーンを多めに使った胡蝶蘭のアレンジメントを飾れば、まるで森の中にいるようなあたたかな空間が生まれます。自然との調和を感じられる、癒しの演出ができるはず。
また、あえて背景にこだわらないのもアリ。パーテーションなどで区切られたスペースなら、胡蝶蘭だけを主役にできるんです。シンプルな空間に、胡蝶蘭の美しさだけが浮かび上がる。そんな潔い演出も素敵ですよ。
他の装飾との調和
最後は、他の装飾との調和について。胡蝶蘭をメインに使う場合、他の装飾はシンプルに抑えるのがポイントです。あまり主張の強いアイテムを合わせると、胡蝶蘭の存在感が薄れてしまうかも。
例えば、ゲストテーブルの装花に胡蝶蘭を使うなら、テーブルクロスはシンプルな白や淡い色がおすすめ。余計な装飾は付けず、胡蝶蘭だけを際立たせるのが◎。ナプキンやグラスも、なるべくシンプルなデザインを選ぶと良いでしょう。
一方、ウェルカムスペースや写真スポットなど、インパクトのある装飾を施す場合は、胡蝶蘭とのバランスを考えることが大切。胡蝶蘭の色味と合わせたバルーンや、質感の似たグリーンを合わせるなど、統一感を持たせるのがおすすめ。
また、胡蝶蘭以外の花を使う場合は、色味を合わせるのがポイント。白い胡蝶蘭にはカスミソウを、ピンクの胡蝶蘭にはスプレーバラを合わせるなど、トーンを揃えることで、より洗練された印象に仕上がります。
まとめ
いかがでしたか?小さな会場だからこそ、胡蝶蘭の美しさを存分に生かせるんです。限られたスペースに、上質な装飾を施す。そんな丁寧な演出が、ゲストの心に響くはず。
小さな会場の利点を活かしながら、胡蝶蘭の魅力を最大限に引き出す。それがポイントですね。サイズや色、アレンジメントのスタイルにこだわることで、より洗練された空間が生まれます。
照明や背景にも工夫を凝らせば、より一層の美しさを演出できるはず。他の装飾とのバランスを考えながら、トータルでコーディネートすることが大切。シンプルな中にも上質さを感じられる、胡蝶蘭を主役にした装飾を目指してみてください。
小さな結婚式だからこそ、ゲスト一人一人との距離が近い。その分、装飾へのこだわりも伝わりやすいんです。だからこそ、細部まで丁寧に仕上げたい。そんな想いを込めて、胡蝶蘭と向き合ってみませんか。
小さな会場に、大きな感動を。胡蝶蘭が彩る、心温まるセレモニー。そんな特別な一日を、ぜひ実現させてくださいね。
胡蝶蘭の美しさを引き出すコツ、少しでも参考になれば嬉しいです。もっと詳しく知りたい方は、ぜひ一度ご相談ください。小さな会場だからこそできる、胡蝶蘭の魅力をお伝えできればと思います。
胡蝶蘭が咲き誇る、素敵な結婚式に。そして、ゲストの笑顔があふれる、最高の一日に。心を込めて、お手伝いさせていただきます。